河合隼雄と教員との対談集。子どもをよく見て、そうとうに工夫している教員ばかりで感心する。そういった工夫は、マニュアル的には教育できないというところからスタートしているのもわかる。教員として働いている人の経験であり、この前読んだ『いのちの対話』で感じた一般論のつまらなさはない。教員たちから、その経験や子どもたちへの関わりを聞き手として引き出すのは河合隼雄の真骨頂。
おすすめ度:★★★★☆
おすすめ度:★★★☆☆