2021|01|
2011-03-10 [長年日記]
_ [読書] 岡田尊司『統合失調症』
統合失調症の解体型、緊張型、妄想型などのタイプについてや今までどのように扱われてきたかという歴史から始まり、具体的な症状やメカニズム、対処法などがまとまっている。単一の原因に酔って発症するような単純なものではなく、遺伝的要因はあるのだが、環境からの影響も受けて発症したりしなかったりする。神経細胞のダメージが蓄積されるため、早期に薬で治療することが大切であり、再発するにしたがって予後が悪くなる。
本論には関係ないが、チューリングマシンとチューリングテストを混同して意味不明なことを書いている気がする。チューリグマシンについては私の知識もそれほど正確ではないが。
おすすめ度:★★★☆☆
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