2007-02-05 [長年日記]
_ [Linux] GLSCのインストール
UbuntuでGLSCのインストールする。ftp://ftp.st.ryukoku.ac.jp/pub/ryukoku/software/math/からglsc-3.5.tar.Zをダウンロードする。解凍して
$ make # make install
で良いのだが、最初エラーが出てうまくいかなかった。
# aptitude install xlibs-dev
として、足りないものをインストールしてうまくいった。使いかたが分からないのでこれからマニュアルを読まねばならない。
2007-02-07 [長年日記]
_ [Linux] NVIDIAのドライバーをインストール
Vine Linux 4.0にNVIDIAのドライバーをインストールする。http://www.nvidia.com/content/drivers/drivers.aspからたどってNVIDIA-Linux-x86-1.0-9746-pkg1.runをダウンロードする。
# init 3
として、rootでログイン後に
# sh NVIDIA-Linux-x86-1.0-9746-pkg1.run
とした。インストール後、表示の体感速度が上がったのが分かる。
[追記] ハイバーネートができなくなっていた。今日、これは取り掛かる気にならないのでまた後にする。ハイバーネートできないのはかなり不便だが。
2007-02-08 [長年日記]
_ [読書] 野代仁子 『非行を叱る』
現代の子供はしっかりしつけられていないので我慢できないなどの単純な議論はつまない。そんなわかりやすい因果関係で語れるなら、問題自体が起こらないだろう。子供も親や教師と同じく考えたり、感じたりしていることを記述せずにただ対象として扱い、親や教師はこう対応すべきというような書き方が所々に表れる。これには不快感を感じる。また、文字どおり受け取ると危険でもある。それは、絶対的に正しい基準があるのではなく、個々人の関連こそが問題だからである。しかし、非行の事例の記述を見ると具体的な対応はまずいとは思わない。原因や背景を記述するときに、簡単には言葉で書けないところを書こうとする努力があれば良かったのだろう。
おすすめ度:★★★☆☆
2007-02-10 [長年日記]
_ [読書] 片田珠美 『こんな子どもが親を殺す』
最近良く聞く親を殺した事件について書かれている。このような犯罪を犯す原因として「子どもに対する過剰な期待」を挙げる事例がある一方で「父親の無関心」が挙げられている事例がある。おそらく間違ってはいないのだろうが、過剰の期待ではない関心の持ち方とはどのようなものなのかイメージできない。つまりは起こった事件に対して様々な考えられる心理的原因を記述しているが、望ましい親の態度は良く見えてこないのが不満だ。また、過剰な母性と存在感の薄い父性という問題点を挙げている。ここでの母性や父性は象徴的な意味で用いられていると著者は述べている。これも賛成なのだが、この本の記述だけでは父性や母性について誤解を与える可能性が高いだろう。この点は注意が必要だ。
おすすめ度:★★★☆☆