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ソフトウェアと本の覚え書き

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2006-05-24 [長年日記]

_ [読書] 町沢静夫 『心の壊れた子どもたち』

気にくわない内容の4冊目の本ともなると非常にストレスを感じる。部分的にはそれほどおかしくないこともあるので、どこが一番気にくわないのかと考えながら読んでいると、昔の家族・社会は良かったということ子育てに関して母親だけの責任を問いすぎていることが背後に透けて見えているからだと感じた。特に、母親は母子密着を起こし父親をのけ者にしてしまいがちであり、それを防ぐためには子供にとって2歳まで母親の専心が必要なので子供に専心するが、その後は母親は夫に帰り母子密着を防ぐのが良いと考えているようだ。これはほとんど納得できない。

まず、母子のコミュニケーションは当然大切だが、2歳まで母親の密着した世話が必要というのはあまり根拠がないことが良く指摘されている。次に、母親が母子密着を引き起こすということだが、これは結婚後に夫が子供帰りして妻の子供になり、妻は夫に愛想を尽かすので自分の子供が生まれれば母子密着が起こるという解釈の方が私好み。この場合、妻が夫に関心を向けることが望ましくても、子供っぽい夫だと妻は魅力を感じないので関心の向けようがない。こういう訳で、夫は成熟した人格を持ち、妻を愛することで母子を切り離す。これが父性の役割の一つだ。この辺りの考えはすべて斎藤学先生の受け売り。私の理解が間違ってなければですが。

どうも批判的な文の方が字数が多くなる。あまり好ましくないと思うが、どうしようもないかも。

おすすめ度:★★☆☆☆

心の壊れた子どもたち